あー、おなかいっぱい。
あー、しあわせ。
 
カトマンドゥ23時15分発のドラゴンエアラインで、香港まで爆睡してきた。
 
夕飯を食べずに乗ったから、時差にもめげず、お腹はぺこぺこ。
 
往路でマーラーカオを食べた「正斗」に一直線。迷いはなかった。
 
朝はやっぱり粥でしょ!!ってことで、ポークレバーと肉団子の粥と、海老の湯葉巻き、そして苺とドラゴンフルーツのネクター。計114HK$。相変わらず香港ドルの相場は知らないが、なんだか安そうではある。
 
食べて感じた。
香港の食の実力、ひしひし。
レバーも肉団子も豊潤でぷりぷり。青ネギと生姜がフレッシュに香りを放っている。もちろん湯葉巻きも表面は傷しそうなくらいカリッとしていて、中はぷりりっ。
 
レストランならいざ知らず、ここは空港のフードコンプレックスなのに、、、
 
でもよく考えてみたら、粥も湯葉巻きも、当たり前のぬかりない材料選びと作り方の結果なのかもしれない。
 
これが日本だと、冷凍品をチンして出したり、生姜にチューブを使ったり。効率ばかり考えて提供されたりするから、ちょっと普通のことされると感激しちゃうのかな〜
 
第一、ここの厨房で働く人たちはめちゃめちゃ活き活きしてて早朝勤務にもかかわらず冗談言いあって、見ている客も思わず笑っていたりする。
 
贅沢したいわけではなくて、普通のものを普通に食べていけたら、しあわせなんだよなー。
 
……と、山帰りの素朴な気持ちでした。