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ありがとう、おおたやさん。

フランス料理を食べる会。初回は5人の有志・・・・・・というか食いしん坊たちで伺った。

外まで迎えに出てくれていた「おおたや」さんのご主人が、

「みなさんが見えたよ!」

と店内にいるマダムに声をかけたとき、とてもうれしかった。

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ありがとう、源じぃさん。

おおたやさんのマダムに持っていく花束を作ってもらった。

カサブランカと、なんという名前だか、源じぃさんも言えなかったけど、黄色い花。

きれいな色合い。センスいいです、源じぃのお花やさん。

この花やさんには、お嬢さんが小学生のときに描いたメルヘンチックで元気のいい絵が飾ってある。

そのお嬢さんが今は19歳。

源じぃさんには、孫もいる。

「今度さ、この石巻がきれいに見える山があるから、そこに連れていくよ」と言ってくれたとき、

うれしかった。

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ありがとう、七夕。

食後、海岸を巡ったら、七夕飾りがあった。

おりしも、きのうは仙台の七夕祭りの最終日だった。

ここに家があったご夫妻。

だんなさまは木の上で一晩過ごして助かった。

奥さまは、流されたけど、レスキューに助けられたそうだ。

ありがとう、奇跡の命。



短冊に思いを書かせてもらって、笹の葉に結んだ。

笹と短冊がさらさらと海風に揺れていた。

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ありがとう、きれいな空。

この日の海。この日の空。心に刻む。

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まだまだ、と思いを新たにする。

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女川は、少しずつ変わっているけれど。

やはり、まだまだ、だ。

きのう、「石巻でフランス料理を食べる会」を開いた。

とてもおいしかった。

会話が弾んだ。

おいしい料理については、また後日。

次の日程も決めたいと思っている。

だが、被災地を訪れると、やはり、ここの現状を伝えずにはおれない。

目に焼き付いて離れない、この事実を、きちんと伝えてからでないと、そのほかの話をできないのが、被災地なのだ。