正月に盲腸で入院したとき、ボルヘスを再読したら、思いがけず面白くて、なぜか次に読む本が選びづらかった。

布の織り目をひとつひとつ確認するように活字を追い、最後にブワッと模様が見えて、それが想像を超えたもの……ボルヘスはそういう感じだったので、次は推理小説でもないし、恋愛小説でもしっくりこない。

でも、旅には本が絶対必要。

だから、今回は、予備知識なしに、表紙買いしてみた。

ラピスラズリ。
どんな話か。

離島の民宿の和室6畳の、旅の枕で、読み進んでみようと思う。