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WAFをスタートするとき、淺井裕介の泥絵「母の山」に出会った。
確か全長22mの巨大な泥絵で、ダイナミックな全体像の中に精緻なディテールが内包されていて、
こんなすごい絵を描く人に声をかけているんだと、心が震えた。

ミュージアムショップでカタログの販売予約をしていたので、どうしようか迷っていると、
お店の方が、あの泥絵はあと数日で消されてなくなるのだという。
次の展示があれば、当然と言えば当然なのだけど、
改めて、壁画のすごさに思い至ったのだった。

今も忘れない。あの泥絵の前に立った瞬間のこと。
カタログを見なくたって、目を瞑れば、そこに蘇る。
人生の中であの絵に巡り会えたこと。同時代に生まれたこと。
いろいろな想いが頭を駆け巡った。

思えば、あれは、学校で開催するWAFの意味、
学校であるがゆえに作品を消すということの意味が見えて、
このプロジェクトへの確信が芽生えた瞬間だった。

そんな出会いのあった淺井作品とインドの滞在制作を語る報告会。
淺井氏のフィールドでもある九州熊本の報告会は、
作家自らのオーガナイズで実現の運びに。
もしも、興味がありましたら、
熊本や博多でおいしいものを食べがてら、ご一緒しませんか?
お近くの方がいたら、お伝え願います!


●WAF2014報告会@熊本「Gallery Attic」
「インドの学校の芸術祭
ウォールアートフェスティバルで、
淺井裕介が泥絵に込めたもの」

会場「Gallery Attic」〒860-0845 熊本市上通町7-11 OMOKIビル2F
日時:5月30日(金)19:00〜21:00
内容:WAF2014の報告と展示 500円(チャイ付)
終了後に懇親会あり(会費1000円)
概要:
今年の2月で5回目を迎えたウォールアートフェスティバル。
4回目の参加となった淺井裕介が、
インド先住民族の小さな村の学校で教室の壁と天井全体に
描いた泥絵『誕生日の森〜父の木、母の山』。
子どもたちの手形を泥絵の中にちりばめ、
手形を鳥の姿にしてはばたかせた。
そして泥絵は、教室の外へ飛び出した。
淺井裕介がこの泥絵に込めたものとは?
芸術祭をオーガナイズしている
ウォールアートプロジェクトのふたりと共にじっくり語ります。
ドキュメンタリー映像の上映も。

●WAF報告会@福岡アジア美術館
インドの村で芸術祭、アートの渦、渦、渦……
ウォールアートフェスティバル2014報告会
淺井裕介が語る
福岡アジア美術館の「泥絵・一本森(父の木)」と
インドの芸術祭での制作秘話

会場 福岡アジア美術館 
   住所 福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル8階ラウンジ
日時 5月31日(土)19:00〜20:30
概要
アジア美術館のアイコン的存在だった「泥絵・一本森(父の木)」が、インドの学校の壁に
泥絵「誕生日の森〜父の木、母の山」として蘇りました。
インド農村部の学校を舞台に、村人とともに芸術祭の渦を巻き起こし続けて
5年目を迎えたウォールアートフェスティバル。
計4回、インドの土と水で壁画制作をしてきた招聘アーティスト淺井裕介が、
「父の木、母の山」「誕生」への想い、それらをインドで再現した意味、そして、
進化し続けるウォールアートフェスティバル(WAF)を、オーガナイザーたちと共に報告します。

●問合せ info☆wafes.net (☆を@に)

写真はWAF2014での淺井裕介作品「泥絵:誕生日の森〜父の木、母の山」
撮影/吉澤健太