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ラダックで遊牧民の子どもたちと同じ風邪をひいたようだった。
コンコン咳してた子が多かった。
アースアートプロジェクト本番の前日に2時間ほど寝込み、
本番の2日間はなんとか立って歩いたし、
最後に先生たちと標高5000mのダンスパーティーもした。
その後、3回くらいひどくなって、
そのたびにゲストハウスの部屋で1日中眠ったりしていたのだった。
帰国してからは、
咳がひどいので、うっかり人と会えない、ということで、
なるべく打ち合せを日延べして、
取材の日だけはクスリをたっぷり服用して、
がまん強く粘る日々。
とにかく、ゆっくりすることを自分に課してみたのだった。
そして、久しぶりに本を何冊か読んで、家でDVDをいくつか見ました。
(週末のアウトドアランチの日はワイン飲みすぎて
イスごとひっくりかえったりしたけど^^;)

何本か見たうち、忘れられないのは、ミヒャエル・ハネケ。
『男と女』のジャン・ルイ・トランティニアンが80歳で出演していた、
『愛、アムール』。
老夫婦の現実。
音楽家として芸術の世界に生きてきたパリの夫婦。
あまりにリアルで目をそむけたくなる、
と思うかもしれないけれど。
多くは語りませんが、
この映画はまぎれもないファンタジーです。

かつて見た、どんなに美しい恋愛映画にも負けないようにも思えます。
85歳で妻役をしたエマニュエル・リヴァも、
なぜ、あれほどに、というくらい美しかったです。

見た映画
カポーティ☆☆☆☆
紀子の食卓☆☆☆
しあわせのパン☆☆
砂漠でサーモンフィッシング☆

読んだ本
スプートニクの恋人(再読)☆☆☆☆
よるくも☆☆☆
おしまいのデート☆☆☆
wet moon ☆☆☆
ULTRAMAN ☆☆☆

・・・そして、いつのまにか咳もおさまりつつあります。