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noco project。
やってみてはじめて家を建てるとはどういうことなのかがわかった。
延々と頭の上にカゴを載せて土運びした。
土が終わったかと思えば今度は砂。
そして屋根瓦は、重くて気の遠くなる数量だった。
延々と穴を掘り、調整してまた穴を掘り直した。そしてまた掘った。
昼間は暑く、早起きして仕事をスタートしても、
すぐにフライパンの上にいるような錯覚を起こした。
いつも、作業を効率よく進めるために
なんとか方法はないものか、自問自答していた。
そんなとき、夕食後にインドの思想家サティス・クマルの映像の上映会を開催した。
「心に風を」
ものごとは「過程」こそがすべてであると彼は言っていた。
「時間はいくらでもあるのだ」、ということも。

すっと気持ちのいい風が吹いたようだった。

そして今日を迎えた。
完成披露のガーデンバーティー。
昨日はみんなほとんど寝ずに、準備を進めた。

そして、これが、コマ撮りの最後のショット。

今よく観てみたら、みんないい顔している。うん。