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インド、ワルリの村に戻ったおかずくんから、okazu通信21号が届いた。
配信前に一読させてもらっている。
モノを書く先輩として文章を直すというより、
伝えたい意図がちゃんと伝わっているかを確かめる役をさせてもらっている。

okazu通信のすごいのは、そこに住んでいるおかずくんにしか体験できないことが
時を置かず、アットタイムで配信されることだ。

今回のテーマは雨乞いの儀式。
確かに一昨日、おかずくんは「これから雨乞いの儀式に行ってきます」という
ラインをよこした。
「ふーん、雨乞いの儀式か・・・
なに? 雨乞いですと? 儀式ですと??」
目ん玉がまん丸くなった。
だって、この2015年の現代、まさに今。
雨を神様に祈っている人たちがいる。
okazu通信を読むと、本気の雨乞いは壮絶だ。
村のシャーマンたちが一堂に会し、
5日間、祈り続ける。
その真ん中には神の意志を告げる大きな石。

田植えをしたら、神様に祈る。
土と祈りは暮らしのすぐそばにある。
人々は踊る。タルパーという楽器に合わせて踊る。
その様子がワルリ画に描かれているから知っている。
あれは今現在、村で行なわれていることが描かれているのだ。
収穫が終わったら、決してタルパーを鳴らしてはならない。
だから、いつも乾期に村を訪れる私はタルパーの音を生で聴いたことがない。
別の時期に吹けば、
豊穣への力が薄れてしまうからなのか。
収穫が終わったら、ムーディーと呼ばれる握りこぶしの印を壁に捺す(写真)。
神様への感謝だから、
それ以外の時期には決して捺さない。

持続可能な暮らし、ワールドシフト・・・
そんな声が少しずつ大きくなって来ているけれど、
雨乞いの儀式という事実を知らずして、
そんなことを言っている自分が恥ずかしくなる。
まさに多様性。
okazu通信を読んで、多様性のへのリスペクトがどわーっと湧いてきた。

世界は、生物は、人間は実に多様性に富んでいる。
それがなくなろうとすることをストップと言いたいのが、
ノコプロジェクトなのではなかったか。
ノコとは、ワルリ族の言葉でもう十分です、ストップの意味だ。
土とともに生き、祈る人々へのリスペクトがノコプロジェクトの原動力だ。

このokazu通信。実は読者はまだまだ少ない。
ウォールアートプロジェクトのサポーターへの配信だからだ。
この機にぜひ、サポーターになることを検討していただけたらと思う。
いっしょに未来を変えていく、作っていくノコプロジェクトに、
サポーターという形で参加してもらえたら嬉しいです。
そしてできれば、いっしょにワルリの村へ行き、いっしょにノコの枠組みを作りましょう。
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ノコプロジェクト、雨期の視察のチラシも完成!
9月20日〜26日@ワルリの村。ボランティア募集中。
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雨季のチラシ トンボなし