写真 3-7
インドでもっとも開発途上と数字で示されているビハール州。
そんなビハール州の中でもさまざまな意味でプロブレムの多いカガリア。
そこの学校でWAFを開催することになった。
学校の先生が「うちでやってくれませんか?」とアプローチしてきてくれたからだ。
聞けば、「生徒がインターネットでみつけたんです」という。
これまでは、まずはこちらからのアプローチで、
その地で仲間を見つけ、必要とされていることを確認して、
いっしょに開催してきたWAF。

最初は、街中にある生徒1000人の私立学校と聞いて、
私たちが行って開催する意味があるのだろうか、と思っていた。
やはりWAFをやるからには、やる前とあった後で、
ポジティブな変化をもたらしたかった。
けれど、先生たちは本気だった。
はるばるワルリの村までやってきて、オファーをしてくれた。
そして私たちが訪ねてみると、そこは街でありつつも、
7つの川が常に氾濫するようなプロブレムの多い土地で、
多くはファーマーであり、種の問題、借金問題も抱えていた。
社会的で人的な問題もたくさん抱えている場所だった。
「そんなカガリアを変えて行きたい」
「そんなカガリアで生まれた子どもたちが、勉強したあとに、
またカガリアに戻ってきて何かをやろう、と考えるような故郷にしたいんだ」
と先生たちは言う。
その熱さに圧倒されて、私たちはこの11月にWAF in Khagaria 2015を開催する。
ごちゃごちゃっとしたカガリアの迷路のような路上の壁に
香川大介の絵があったら、ものすごいインパクトだろう。
彼以外にいない、そう思って、参加を乞うた。
限られた時間の中で、彼はどんな絵を描き上げていくだろう。
楽しみでならない。
彼から届いたバッヂの原画。かっこいい!
この原画を缶バッヂにして現地の子どもたちにつけてもらう。
アート祭のオーガナイザーの印だ。

写真 2-9
写真は信濃の国原始感覚美術祭の香川大介作品「蔵の二十二神像」

カガリアはなにしろ日本人などの観光客が皆無の場所だ。
ガイドブックにももちろん出ていない。
街を歩くと後ろに30人くらいの大人と子どもがついてくる。
あっちへ行けば、
こっちへ行けば、
と人なつこく言ってくる。

そんなカガリアへいっしょに行って
芸術祭を創り上げるボランティアメンバーを募集している。
デリーから24時間、深夜急行に揺られての旅。
アートや言葉のスキルより、大事なのは好奇心旺盛であることなんじゃないかな。
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