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表面的には何も変わっていないかのように動いていました。
でも、その実、カラダにきていたようです。
その証拠に、ずっとブログ書いていませんでした。
書くことが仕事だし、生き甲斐だったはずなのに。

そのことにも気づかずに時間が過ぎました。

10月3日。
雨期の視察とリサーチを終えて帰国する直前に、
風邪をひいて体調を崩し、
なんとニューデリー空港のセキュリティチェックの小さなブースで
貧血でばったり倒れてしまいました。
倒れていたのはきっと10秒くらいだったと思うのですが、
たくさん夢を見ました。
かけつけたおかずくんに名前を呼ばれて、
起こさないで! と思いました。

帰国後、10月は報告会月間で、
名古屋、東京、筑波大、芸大、福島・・・

あっという間に時間が過ぎて、おかずくんはインドへ。

でも、この10月に、
新しく生まれ変わったような、
そんな気がするのです。

名古屋の徳林寺で、生まれて初めて座禅を組み、
個と全体ということの意味合いをうっすらと感じ取れたように思いました。
頭ではなくて、カラダや五感で。

このお寺にはセルフビルドの「みんなの家」があり、
オーガニックな農園があり、
老若男女が国を超えて同じ地平で語り合える部屋がありました。

ノコが取り組もうとしていることが、目の前に展開しているようで
嬉しくなりました。

デリーの空港で倒れたときに、たくさんの細胞が死滅して、
再生途中のカラダはいつも宙に浮いているようで頼りなく、
つねに頭はぐらぐらとへんな感じだったけど、
ふやけたようにふにゃふにゃになった感受性に、
いいものがたくさん入ってきた気がします。

自分には必要な通過儀礼だったのか。

失望や絶望もなくはないです。
生きていれば。
でも、いい形で次へ向かっているのかな、と
思うのです。
少し復活。

11日には再びインドの土を踏みます。
楽しみ。

写真はワルリの村の樹形、そして月。