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ツォモリリのカディはどんなところで織られているのですか? カディってそもそもどんな布ですか?

近頃、そんな質問を多くいただきます。
カディが認知されてきた証拠。
嬉しいです。

大橋歩さんが写真もテキストも書いている「arne BOOKS」の今号に
ご掲載いただいています(写真・編集部の許可をいただいて転載しています)が、
布好きの大橋さんは、そもそも私たちがカディに出会った2012年のころから
ツォモリリのカディを使ってくださっていました。
ツォモリリというブランド名が出来る前のことです。

「arne BOOKS」の記事はこちら
http://www.blue-bear.co.jp/news/index.html

インドのリキシャーのおじさんたちが首に巻いている
カディがかっこ良かった!
そこが原点です。
最初は政府が運営するカディバンダールというショップを
地元の人に教えてもらって、緑や青のラインの入ったカディを買い求め
使い始めました。

そうするうちに出会ったのが、カディを扱うインドのNGOの人たちでした。
インドの、ガンディーさんを慕う識者たちがNGOを立ち上げ、
貧しい村に電気がなくてもストレスのない産業を作るという目的もあって
手つむぎ手織りのカディを作れる人をトレーニングすることから
スタートしたそうです。
すぐれたつむぎ手、すぐれた織り手を得て、現在に至っています。

私たちが扱っているカディは、
ウッタルプラデーシュの小さな村のもの。

糸をつむぐ家が数軒、
みんなが管理する整経台が広場にあり、
織り手の家が1軒、という生産体勢の村です。
何度か訪れ、生産者との交流は今も続いています。

あらかじめデザインを伝えても、
「このデザインの方がいいよ」と言って、
思いも寄らないものが出来上がってきたことも。
でも、それも案外よかったので扱わせてもらいました(笑)。
そんな歴史の積み重ねで今のツォモリリのカディがあります。

現地のNGOでは男性もののシャツを作っていましたが、
襟がちょっと大きかったりと、日本人の好みとちょっと
違っていました。

心地よい雑雑とした布ですから、
すぽんとかぶって気楽に着ることのできる
女性用の洋服に仕立ててみたいとずっと思ってきて、
この春夏から、
カディシャツと空色ワンピースというお洋服となりました。
ウッタルプラデーシュで織られたカディを
おつきあいのあるラジャスターンの藍染め工房に持って行って、
染めや縫製をお願いしています。

着るというより、コットンをまとう、
そんな感じを目指しています。

麻のカディもあるのですか?
というご質問もありました。
インド東部の布の産地コルカタの布問屋さんには、
いろいろな素材のカディがあると聞いたことがあります。

でも、私はコットンのものしか見たことがなくて、
政府運営のカディバンダールもすべてコットンでした。

綿花はインドの特産品。
気候に合っていることもあって、
高番手のシフォンのようなコタコットンなど、
力のあるすぐれたトラディショナルな綿布が多いです。

だから当然リキシャーのおじさんたちが首に巻いている
吸水性にすぐれた布もコットン。

でも最近は化繊も増えてきています。
残念。
政府運営のカディバンダールで手つむぎ手織りのシールが貼ってある
コットン製品の中には、明らかに機械織りのものが混じってきています。
残念。

そうそう、最近、
日本ではもっと安価なインドのカディが出回っているので、
なんとかもっと卸値を下げてもらえないか、
という交渉をしました。
フェアトレードを旨とするツォモリリですが、
不当な値段で仕入れたくはありません。

「もちろんインドにももっと安価なカディはある。
でもそういうカディは、
たいがい縦糸がパワールーム製(機械織り)なんだよね。
縦糸は100mの長さが必要だから、
手つむぎの技術がしっかりしていないと、
切れてしまうから」
と返され、
インドの綿花価格上昇と並行して仕入れ価格もあがっています・・・
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「オーガニックコットンを使いたいけど、
ほとんど手に入れるのが難しいんだよね」
そんなふうにも言っていました。

「少しでもオーガニックコットンが増えるよう、がんばってください」
と伝えています。

これがツォモリリのカディの全貌。
これからもツォモリリのカディをよろしくお願い致します!

ツォモリリ説明地図2