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お正月早々、漆を見ることができると知ってわくわくしながら出かけたアートスペース、モルゲンロート。

漆。
今年、インドに漆を紹介するプロジェクトを進めているので、なにかと気にかかります。


乾漆で仕上げたほっこり掌サイズの絵皿は大塚友野の作品。

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クスサン(大きな蛾)のお面は黒沢理菜。
彼女の指先まで美しい人形もあります。
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そして熱帯魚みたいな色の箸やアブストラクトの漆絵やお盆のコンテンポラリーっぽい作品は高橋悠眞。7562B049-6F9C-4D96-BF9F-962A15E9BBA8


三者三様の軽やかな遊び。
漆を心底愉しんでみました、と作品から伝わってきて気持ちいいのです。

観ていると思わず触れたくなります。
「持ってみていいですか?」
と聞くと
「どうぞどうぞ!」
とオーナーの淳子さん。

ここにある漆器は決しておすまししていません。
まるで生き物みたい。
そう、懐いている猫みたいにスッと掌に入ってきて、よしよししたくなる。

いま、日本には漆の木がほとんど無くて、
頑張って植えている漆作家もいるそうです。

漆掻きができるようになるまでに
10年、15年という年月が必要だけど、
次世代のために植えていく。
効率や利潤追求とは無縁かもしれないけれど、
それこそが“営み''なのであり、
結局は、そういうことで、
私たちはなんとか生かされていくのでは、
なんて思ってみたり。

帰り道、
そうだ、うちに眠っている漆の器たちも全部並べて、
日々の使い途を考えてみよう!
と、意気揚々。
漆で寿ぐ年のはじまりになりました。

アートスペース・モルゲンロート
「漆を寿ぐ二〇一八」
https://www.facebook.com/events/1337297609708772/