本当に久しぶりに美術館へ。みなとみらい駅ってどう行くんだっけという、芸術祭やアートスペースを運営しているとは思えない自らの疎さを反省しつつ・・・。
横浜美術館が30周年を記念する区切りの展示ということでした。過去に関わったアーティストが再びこの場所で何をするのか、収蔵品とのコラボレーションという難題にどう応えるのか。しかし、そんなことはアーティストにとっては難題でもなんでもなくて、ひらすら楽しいことのようでした。弾んでましたから。
まずは最初の展示室の束芋の世界たるや。
「うわっ、これ艶かしいよ、うん」って感じで撮影禁止の名作を前代未聞の勢いで展示していました。当然、彼女のアニメーションもノリノリの楽しさでした。
まるで時空と人の心の闇を光速でトリップしたような、そんな展示でした。
10月にツォモリリ文庫での展示と11月にWAFふくしまin猪苗代2019の参加が予定されている淺井裕介作品も、まるで地面にアースして、きれいさっぱりデジタルデトックスしたかのような爽快感がありました。淺井さんの絵の中に展示されている過去の作家もいろいろな人が登場していて、一人ひとりのお茶目なところやかわいらしさや一所懸命なところや怖いところが際立って、みんなで生命の木を構成していました。圧巻。
他の展示室も、自由な試みにいちいち感動してしまいました。
誰かの作品展というのではなくて、アートというものを一つの有機物というか、生き物としてみるとこんな感じになるのかな、という。
最後に淺井さんの部屋のキュレーションをした横浜美術館の庄司さんに、楽しい苦労話や裏話も伺いました。2007年の横浜美術館のあのピラーを這い上っていくマスキングプラントを写真で見て、私は淺井さんにインドの芸術祭で描いて欲しいと思ったのでした。同じように、インドの芸術祭の淺井作品をみて、今回、30周年のための壁画を描いて欲しいと美術館の皆さんが思ってくれたという・・・嬉しい円環なのでした。

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